★ 去る97年11月1日、「シーモール下関専門店街」リニューアルオープン記念イベントとして、
「田中美里トークショー」
が開催されました。 このページでは、その模様をレポートしたいと思います。
「オープニングセレモニー」
何でも、今年シーモールが創業20周年ということで、20歳の美里さんが招待されたという、今回のイベント。美里さんをお目当てに、前日の21：00ごろから並ぶ人も現れたそうで、オープニングセレモニーを前に、正面エントランス前では、美里さんを今か今かと待ちわびる人々が十重二十重に集まり、場のボルテージは高まる一方。
そうこうしているうちに、神主さんのお祓いも終わり、オープニングセレモニーの準備もしっかり整うと、奥から白い服を着た綺麗な女性が現れました。
美里さんでした。
白い清楚な感じの服を身にまとい、美里さんが登場すると、雰囲気がパーッと華やかになり、どよめきや歓声が起こりました（写真一番左）。
テープカットに先立ち、美里さんの簡単なTalkが。報道陣やファンのフラッシュが一斉に光を放ちました。
そして、10：00前、他のお偉さんに混じって美里さんもテープカット（写真左より２番目）。
シーモールは、新たな船出を、華やかに飾ったのでした。
「田中美里トークショー」
そして14：00から、４階シーモールホールにおいて、お待ちかねの「田中美里トークショー」が始まりました。
会場には、約700〜800人が駆け付け、ほぼ満員状態。
トークショーは２部構成で、司会の女性が美里さんに質問をして話が進んでい
く、という形で始まり、次に、会場からの質問に美里さんが答える、という流れですすみました（写真右２枚）。
トークショーの内容
・芸能界デビューのきっかけ
・「あぐり」のオーディション裏話
〜パントマイムで「カラスに頭をつつかれる」演技をしたが、分かってもらえず、
とうとう口頭で説明してしまった。
・「あぐり」裏話
〜「NHKの食堂で好きだったメニューは？」
（答）「おそば。納豆を入れて食べる！」
「収録スケジュールは？」
（答）週２日がリハーサル、３日が収録（約30シーン/day）。
収録は朝9：00から夜2：00ぐらいまで及ぶことも。
「台詞を覚えるコツは？」
（答）「切羽詰まったら覚えられると思います！」
「吉行あぐりさんにお会いして」
（答）「これだけやったのよ、みたいなことを言わないのがすごい な、って思って。」
ほかに、（パーマの）こてを練習した話、星さんの手作りお弁当の話etc.
・「一本の手」について 〜あらすじの説明や、テレビと映画の違いについて。
「同じカットを違った角度から何回も撮るので、感情をつなげていくのが
難しい。」
・シーモールの中を歩いた話
・「わが町」について 〜あらすじの説明や、やってみて難しいことについて。
「いろんな角度から見られるのが難しい。」
・年明けにテレビドラマの予定！（詳しくはまだ未定）
・「暇なときには何をしている？」
（答）台本を読んでいます。
・「好きな作家は？」
（答）三浦綾子さん。「塩狩峠」「氷点」など。
・「お薦めの１冊は？」
（答）宮本輝の「錦繍（きんしゅう）」
・小学校に行く途中に物語を作りながら登校していた話。ドブにはまった（！）話
。
・「今後演じたい役は？」
（答）特にないが、面白かったり感動する作品の仲間入りをしたい。
など。
会場からの質問は
・「吉行淳之介の小説は読みましたか？」
（答）読んだけど、色がたくさん出てきたりと、ついていけない部分が多
くて…。
・「お兄さんとデュオのCDは出さないのですか？」
（答）出しません。やっぱり私はお芝居だな、と思って。
・「結婚して下さい！？」（by 中学生）
（答）プロポーズされたのは初めてです。嬉しいですね。
・「時代劇はどうですか？」
（答）大河には出たいな、って思っています。
・「ダイエット方法は？ やっぱり和食中心ですか？」
（答）和食は大好きです。
ダイエットは特にしていないけど、「あぐり」のときから６kgも痩せました（！）。
・「理想の男性は？」
（答）誠実な人。心がおっきい、広い人。外見は気にしません。
・「エイスケさん、って言って下さい！」
（答）「エイスケさん。」（顔を真っ赤にしながら。）
・「話す日本語がきれいですが、訓練されたのですか？」
（答）年上の人と話すときなど、敬語を使うと楽に話せます。
仲がいい人と話すときには、金沢弁が出ます。
・「美里さんみたいに大人っぽく見られる方法は？」
（答）自分では年相応に見られたいのですが…。
・「好きな音楽のジャンルや、好きなアーチストは？」
（答）ジャンルは何でも、気に入ったものを聴きます。
エリック・クラプトンが好きです。
最近は、舞台のために賛美歌を聴いています。
・「野村萬斎さんはどんな人？」
（答）狂言家らしく、すごくユーモアのある人。
その後、美里さんのサイン色紙が当たる抽選会があり、トークショーは終わり
ました。
本当に日本語が綺麗で、品があって、素敵だなぁ、という印象が強い方でした。
夢のような１時間でした。
